動体検知(Motion Detection)の仕組みについてご説明します。
対象カメラは以下のとおりです。
対象カメラ | 外観イメージ |
旋回カメラ | |
固定カメラA | |
固定カメラB | |
無線カメラB | |
動体検知(Motion Detection)とは、イメージセンサー内を格子状に分割することにより格子ブロック間の移動量を判断して動き検知を行います。2フレーム間の移動ブロック数が総ブロック数の特定の割合(0.5%〜10%)に達するとアラームを発報します。
したがって、動体検知(Motion Detection)機能搭載カメラを設置する場合、以下の点に注意して動体検知の領域と感度を設定してください。
最初に、動体検知領域(モーションゾーン)を以下の流れで設定します。
次に、動体検知感度を設定します。時間帯別に異なる感度を設定することもできます。最高感度が50のカメラの場合、昼間は10~50、夜間は0~10に設定するのが良いようです。
PIR(Passive Infra-Red)センサーは、パッシブ赤外線センサーとも呼ばれ、人体や動物などの物体から放射される遠赤外線量の変化を検出して動体を検知します。
PIR検知と適切な設置方法についてご説明します。対象カメラは以下のとおりです。
対象カメラ | カメラ外観 |
ミニ旋回カメラ | |
無線カメラA | |
無線カメラC | |
PIR検知とは、カメラ本体に取り付けたPIRセンサーによって動きを検知する仕組みです。PIRセンサーは、カメラに向かってまっすぐ進む動きよりも、左右の動きに敏感です。また、PIRセンサーの検出距離は9メートル、検出角度は水平方向に左右120°です。この範囲外の動きは検出できません。
このため、PIRセンサーを搭載したカメラを設置する場合、以下の点に注意してカメラの設置場所と角度を調整してください。
- 被写体の導線方向とカメラ中心軸の方向を水平方向で15度以上ずらす
- 地表2mから3mの範囲高さにカメラを設置する
- 動き検知範囲が2mから9mに入るようにカメラの中心軸をやや下側に向ける
スポットライトON/OFFによる見え方の違いは以下の写真を参考にしてください。
スポットライトをONにすると、カラーで分娩前後の様子が鮮明に見えます。
カメラは録画開始やアラーム発報のトリガーとするため、動き検知の仕組みを持っています。
当社が提供するカメラは、動体検知、PIR検知、ハイブリッド検知の3つに分類されます。
検知方法 | 検知手段 | 検知方法 | カメラ |
動体検知 (Motion Detection) | イメージセンサー | フレーム間画像差分 差分:0.5%~10% | 旋回カメラ
固定カメラA 固定カメラB |
PIR検知 (PIR Detection) | PIRセンサー | 赤外線反射量 左右:120℃、最大9m | ミニ旋回カメラ 無線カメラA 無線カメラC |
ハイブリッド検知 | 動体検知+PIR検知 | | 無線カメラB
|
PIR:Passive Infra-Red